8年間乗っていて最近モディファイした。自作電動バイク(モペット)。
今回のモディファイは、バッテリー搭載位置の変更による低重心化と防水処理。
バッテリーの急速充電対応化でした。
ほぼ予定通りに出来たと思ったのですが…
なんと!モディファイ後のテスト走行で、電動化キットが壊れました( ;∀;)
フル加速中に突然システムダウン…電源は入りましたがスロットルを回しても走りません。
この電動化キットは8年前の物で新しいものとは仕様が違います。
つまり修理するには、キットを全て交換する必要があります。(どこが壊れているのかわからないのでどうせ全交換ですが)
同じ仕様の物の最新型は、293ドル+送料136ドル=429ドル(約46,000円)
しかし、新しくインホイールモーターではなくクランクに取り付けてチェーンで駆動する物で結構良さそうな物が出ています。
この仕様の利点は、
①搭載が簡単。
②ギヤが使えるので坂道に強い。
③コントロールユニットが内蔵されているのでコンパクト(コントロールユニットの搭載位置で悩まなくて済む)
④USBでパソコンとつないで使用変更ができる。
⑤多分、最高速もこちらの方が速い。海外のYoutubeでは70km/h以上出ているよう動画があります。
どう考えてもこちらの方が良いでしょう(^^♪
しかし、価格が…683.10ドル(約73,000円)
ん~高い( ;∀;)
修理の前に、電動バイク(モペット)を自作した経緯と8年間乗ってきたと感じたメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
製作に取り掛かったのは2011年、東日本大震災の東京での交通マヒとその後のガソリン不足を経験し、渋滞にも燃料にも左右されない移動手段を手に入れたいと思ったからです。(充電は自宅に独立系ソーラー充電システムを構築しました。)
2011年当時、市販の電動バイクは
YAMAHA
EC-03 259,200円
ぐらいでした。
後は、中国製の物ばかり。
さらに交通マヒ時に2人乗りするには、原付2種にする必要があります。
原付2種の電動バイクは、中国製の物しか無くなんと価格は40万円。
当時の怪しい中国製(ブレーキや車体の強度が心配)に40万円は出せないってことで作ることにしました。
出来上がったのがこれ!(^^)!
メリダのマウンテンバイクに
leafBike社の電動化キットを組み込んで
保安基準を満たすようにヘッドライト・ウインカー等を付けました。
スペック
最高時速 50~60km/h
航続距離 40km バッテリー10Ah 48V×2個
基本的には、非常に快適な乗り物でした。壊れても人力で漕いで帰れます( ´艸`)
しかし、ややパワー不足(トルク不足)で、発進時と坂道が課題でした。
発進時は人力アシストする(要するに漕ぐ)ことであまり問題はないのですが、
坂道がヤバイ…かなり減速してしまいます。漕ごうとしても自転車のギヤ比では30km/h以上では、から回りするだけ( ;∀;)
自動車の流れに乗れず怖いです。
後は都心でのちょっとした問題…駐輪場かバイク用駐車場どっちに置くか。基本的には、駐輪場に置いてくださいって言われるのですがいちいち聞くのが面倒です。
この自作電動バイク(モペット)の最大の課題はバッテリーだと思います。
初回に購入したバッテリーは48V10Ahの物で400ドル(約40,000円)しました。中国製でこの値段です。日本製のセルを使うとバッテリーだけで10万円コースです。
2個買ったのですが1個は、1年で壊れました。修理して80%程度使えるようになったのですが、そこからはバッテリーパック作りでの試行錯誤の連続でした。
最終的には、比較的安価に急速充電に対応できるバッテリーパックを作ることが出来たので良いのですが…今度は、電動化キットの方が壊れるとは(;´д`)トホホ
1000wのパワーだと燃費いうか電費が良くありません。
速いのは良いのですが、気持ち良く走っていると10Ahのバッテリーで航続距離は20kmが限界です。
バッテリーを増やせば航続距離は伸びますが、元々自転車なのでバッテリーの搭載場所が限られます。
重量バランスを考えるとダウンチューブに搭載するのがベストなのですが、ダブルサスペンションの自転車の場合、スペースが少なく10Ah程度のバッテリーが限界です。
トップチューブやリアのキャリアに上に搭載すると重心が高くなってしまいます最大で30Ah(15kg)搭載したことがありますがコーナーではかなり気を使いました。
リアのサイドバックに入れて重心を低くしてみたりしたのですが、今度は重いバッテリーが左右の動きに対して微妙に遅れて動くのでこれまた乗りにくかったです。
さてここで、電動バイク(モペット)を修理するかどうかです。
今回、修理するなら性能的にクランクに取り付けるミッドマウント型を採用することになるでしょう。
価格は、683.10ドル(約73,000円)
さらに、トラブル等を考えるとバッテリーは最低2個必要なので、追加で急速充電対応バッテリーを製作するのに30,000円(ちょっとバッテリーセルの値段が上がっています)
トータル100,000円オーバーの費用が掛かります。
少し足せば最新の電動アシスト自転車が買えてしまします。
正直、8年乗っていて使い勝手は電動アシスト自転車の方が上ではないかと思っています。電動アシスト自転車持っていませんが(n*´ω`*n)
しかし、今でも国産の原付2種の電動バイクはPCX ELECTRICのみです。
しかもPCX ELECTRICは個人で購入できないですし、かなり高額(70万円?)らしいのでそう思えば10万円の出費は大したことないかも…悩みます( ´艸`)
コメント
youtubeの動画から、このブログを読ませていただきました。
私も同じようなキットを利用したいと考えていたので、とても参考になりました。(Vブレーキが減りやすい事や、バッテリーパックなど、やってみないとわからない事も解説されていたので)
こんなことを記載するのもあれですが、
このブログが、「自作電動バイク」などの検索で、まったく見つからなく、もったいないなと感じてしまいました。(モチベーションに繋がると思うので、seo対策をするべきかなと。まずは「検索順位チェッカー」などで確認することをおすすめします!)
これからも期待しています!!
コメントありがとうございます。
実は今年5月にwordpressのテーマを変更するまではgoogle検索で「自作電動バイク」で検索するとほぼ5位以内でした。
しばらくすれば戻るかと思っていたのですがいまだに戻らず途方に暮れている状態です。
元のテーマはモバイルの表示が遅くて変更したのですが…